大河ドラマ
総括ではなく純粋に最終回のみの感想。個人的にいつもと異なるテイストで始まり回想シーンでまとめる最終回が最も嫌い。今回まさにそれだった。ただ「どうする家康」の場合はその個人的に毛嫌いする理由の部分を裏切ってはきた。 回想まとめ最終回が嫌いなの…
戦国の姫の心情を想像するのは難しい。現代の感覚で可哀そうにと思うことは簡単だ。しかしそれは北朝鮮や新興宗教の映像を見て洗脳されていると片付けることに似ている。通常の日本人でも有事となれば天皇陛下万歳となり、何かにすがったりあるいは責任転嫁…
家康の歴史が長いにつきる。大阪の陣のかけ足感。彼の歴史を45分×48話では足りない。そうなると大きな出来事に焦点を当てざるを得ないが、それではおそらくありきたりな大河になる可能性が高い。今回の大河はそういう意味では良かったと思う。瀬名や側室、家…
次週は早くも真田丸戦。関ヶ原からの駆け足感。それでも秀頼と秀忠を比較し、次世代を見据えた戦いであることを掘り下げていた。 秀頼と秀忠の能力的なことは別にしても、残された文献から性格を読み取ることはなかなか難しいだろう。実際頼りない秀頼だった…
退場用消化試合。みんなナレ死。直政は回想のみ。最後までにもう一回盛り上がれるところはあるだろうか。大阪の陣の主人公側の取り巻きはほとんどいなくなった。家康が亡くなるまで生きているのは本多正信と渡辺守綱くらい。新キャラが正信の息子だけでは寂…
日本国内における戦争でおそらく最も有名な戦い。大河ドラマでも、ましてや戦場にいた人物が主人公のパターンは過去3~4回しかない。否が応でも期待せずにはいられない回だった。時代は進み演出にはCG、AI、VFXを駆使出来る。皆様の感想はどうだっただろう…
千代は結局平和になった世を見られなかった。でも平和になることを確信して散ったと思いたい。応戦する千代の鉄砲さばきも凄かったけど、左近の大筒が的確過ぎて少し笑ってしまった。関ヶ原にも持ち込んでぜひ長政を返り討ちにしてほしいw 少し心配していた…
三成も家康もどちらの大義もなんとなくぼやけた感じ。それぞれにつく諸将の理由もよく分からない。関ヶ原前に決断する例では最も有名な大谷吉継の西軍入りもそれこそ茶で濁されたかたち。なんだろう数を出し過ぎたせいか。各武将たちが凄く軽い。きっかけと…
ついに第40回・・・ここにきてただの聞かん坊になり下がる三成・・・。やはり家康が主人公ではこう描くしかないのか。予告ではやっと刑部と話している感じだったが、そりゃあ止めるぞ関ヶ原。全く勝てる気がしない。家康が強いというよりもこれまで味方に…
かなりの豊臣家臣たちが登場したが三成以外では秀吉とまともに絡んだのは浅野長政くらい。利家の宅麻伸はじめ結構贅沢に役者を配置しているが、その分一人一人の出番が少ない。まだ分からないが利家ももうすぐ亡くなっちゃうし関ヶ原までに三成以外の武将た…
何か大事なことが抜けているような感覚。前回国替えを命じられて江戸に移った家康。しかし世の中は朝鮮出兵で四苦八苦。新しい領地の開発も大変だとは思うが、何の得もない戦争に兵士やお金をつぎ込まねばならない他の大名に比べれば恵まれている環境。秀吉…
関東への転封を美談にしたのは見事。てっきりブチ切れた家臣たちを率いて秀吉憎しの怒りをモチベーションに各自開拓していくものだと思っていた。当時の家臣たちがどのような感情を抱いていたかは分からない。しかし確かに今川、武田、織田が滅んだことを考…
時間の使い方がここに来てますます贅沢。これまであまりクローズアップされてなかった於愛の方を最後にほぼ丸1話を使って湿っぽくない話で彼女の生涯を描いた。脚色は多いだろうけど正直あまり知らなかった。てっきり2代将軍になった息子を見ていたものだ…
VIVANT素晴らしかったw あれだけの役者陣で10話ですっきり完結。ある意味贅沢。2クールやったらギャラが凄そう。三十郎は最後に源次郎から無能扱いw 偶然写真見なかったら分からなかっただろうから優秀だったと思うが。続編を期待したいけど正体バレてて…
石川数正を中心にした2話。派手さは少ないが神回レベルのシナリオだったと思う。秀吉や家康といったメジャー大名の陰で翻弄されながら、しっかりと自分の意志を歴史に反映させていた人たちの話。一見信長・秀吉・家康の戦略によって終結した戦国時代のよう…
秀吉の強さをいくら説明しても秀吉憎しの家臣団には伝わらなかった。数正出奔の理由としては想像以上に説得力があった。もしこの全体像が本当だったとしたら、家康を思い止まらせた数正のファインプレーといえる。豊臣家と徳川家の運命は関ヶ原でも大坂の陣…
NHKのVFX。使い方が上手くなってきていて違和感がなくなり、逆に話題にならなくなってきている気がする。あの軍勢や背景をバックにした実際のロケ撮だった場合のコストを考えれば圧倒的なコスパを実現しているのではないだろうか。何万規模の軍勢は既にエキ…
本能寺は結局出陣しなかったが覚醒家康の雰囲気は戻った。 狸と猿の直接対決。いくつもの修羅場をくぐり抜け格段に戦闘力が増した徳川軍。しかし立ちはだかるは知恵の羽柴軍。 最終的には戦に勝った徳川が政治に勝った羽柴の軍門に下ることになるが、合戦こ…
茶々このとき齢15前後。ラスボスに仕立てる取っ掛かりとしてはちと強引で安っぽい気はする。大坂の陣までに家康をさらに敵とする演出が出来るか。 母親を助けに来なかった。息子を助けなかった。というのは家康にとっては不可抗力。特に大坂の陣までの茶々…
短編の話としては面白かった。相変わらずの半蔵のあつかいに笑うしかなかった。もっと悲壮感のある伊賀越えを予想していたが軽めのテイストだった。白子浜に着いた一行のキレイさに麒麟の金ヶ崎を思い出した。そこはもう少しリアリティを入れても良かったの…
「家康~!!」「信長~!!」言い合っているうちに本能寺が終わった。 結局信長を最初に切った忍びは誰?光秀が放った間者? 家康の方は市にほだされ出陣せず。なんだそれ。 前2話の覚醒具合はなんだったんだ。もう通常状態に戻ったのか? なのに伊賀越えでは…
家臣への「信長を殺す」宣言から、なんと本人への食らう宣言。光秀は家康の策略で失脚。この一連の状況を何故か悟っている秀吉。 次回の本能寺に向けてなかなかに変わったシナリオ。このまま家康は本能寺へ突き進むのか。光秀がそれよりも早かったということ…
シナリオだけでは描けない渾身の舞い。 前回の感想で「どうする家康」折り返し点での家康の覚醒を期待するようなことを記した。これまでいくつもあった変化のきっかけをことごとく裏切り、いつまでも弱くて泣き虫なままの彼を25話見続けてきた。それをすべ…
妻子か国か・・・妻子を選べば国もろとも殺されるは必定。 今回のための回想として描かれてもいいシーンがいくつか省かれていた。無粋な説明は不要ということか。1つは強右衛門編で信長がその妻子の顔をじっくり見ていること。他人の首ではバレる。そしても…
現世のようなSNSがあればあるいは理想郷はつくれたか。 瀬名のシナリオを達成するための難易度はかなり高い。誰一人裏切らないことが前提のため無理ゲー必死。最初からほころびがあり結局この計画は決壊する。この彼女の志は家康に引き継がれるという流れに…
少しずつ緊迫感が増す中で場違いな空気感の於愛の方登場。ヒロインチェンジのお膳立ては完了。しかし瀬名は何をしようとしているのか、何をずっと思っていたのかは謎のまま。件の事件を前に瀬名を中心としたシナリオが進んでいく。信長の策略というよりも本…
今は設楽原の戦いというのかな?歴史上の出来事の名前がのちの研究によって変わることはよくある。でもまだ長篠の戦いの方がしっくりくるなあ。 本編を見る前に歴史探偵を見てしまった。最後まで見てはいないけどAIでは中盤武田が馬防柵を突破し善戦する場面…
月曜日になるといろんな情報が流れてきた。 最大のインパクトはとにかく明るい安村の復活決勝そして惜敗。基本的に裸のため強右衛門の磔と印象がダブって感想を書く前によく分からない感情になってしまう。週末の仕事のトラブルは無事だったっぽいし、「日曜…
徳姫の急激な豹変ぶりに正直安直さを感じながら見ていたら、最後に意外な組み合わせで想像のシナリオでは進まないことを思い知らされる。 謎の連判状から始まった。ちょいちょいあるミステリー式の演出も頻度が多いと冷めてくる。今回は謀反計画の話だったの…
前回との落差が凄いが必要な話だったと思う。 三方ヶ原を乗り越えた家臣団はいまだ家康を敬わず。遠江の民と同じように陰口を叩いている。忠勝はいまだにアイツ呼ばわりだしやりすぎ感は否めない。頼りない殿設定なので仕方がないといえば仕方ないのだが・・…