関東への転封を美談にしたのは見事。てっきりブチ切れた家臣たちを率いて秀吉憎しの怒りをモチベーションに各自開拓していくものだと思っていた。当時の家臣たちがどのような感情を抱いていたかは分からない。しかし確かに今川、武田、織田が滅んだことを考えるとお家が残っていることが奇跡。天下を取ることは二の次にした徳川家が冷静になれば沸き起こる感情なのかもしれない。
北条も築山計画に乗りたかったという告白はどこか現実感がない。信長が台頭してきた頃とはいえ、まだ手はあったと思うし危機感はなかったと思う。むしろ北条が戦をなくしたいと思うのは秀吉が支配し始めたときからだろう。決戦が迫る中、身内の裏切り続きで負け戦必至。築山計画に乗りたいキャラならなぜ早々に降伏しなかったのか。平和よりも５代続いた北条家のプライドの方が勝っていたからではないだろうか。
鶴松死去から朝鮮出兵へ。秀吉が壊れ始めるシナリオはいつもと変わらず。ただ今のところ嫌われミッチーにはまだなっていない。秀吉死去、朝鮮撤退から文知派と武断派の仲違いが始まり徐々に三成憎しとなっていく。関ヶ原の東西の振り分けがこれまで他の描かれ方を見たことがないので、斬新な関ヶ原への流れも少し期待している。家康の調略ではなく、豊臣家の自然分断が理由になりそうだけど。
今年は負けるなミッチー。ヨッシーももうすぐ出てくるぞ。
