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物語の感想やニュースの意見等々を更新しています

小説

宮島未奈 成瀬は信じた道をいく 感想

今年は未だに大河の総括もM-1の感想も記していない。やる気が起きないという感じではなく、むしろ何かいつもの年よりも面白くなるような気がして既に昨年を振り返れないという感覚が近い。その第一弾がまさに「成瀬は信じた道をいく」 かつてこれほど続編の…

宮島未奈 成瀬は天下を取りにいく 感想

偶然この作品を知る。と言っても大津市に現在縁がある関係で必然的に個人的アンテナが立っており、大津市内の飲食店のSNSで紹介されていて目に止まったという具合。大げさに言えば人生何がきっかけで何に出会うか分からないもんだなとつくづく思う。おそらく…

今村翔吾 八本目の槍 本の世界の救世主たれ

朝起きるとスマホの画面に話題のニュースで川本真琴の「サブスクというシステムを考えた人は地獄に堕ちてほしいと思っている」というツイートが表示されていた。 分からなくもない。なんとなく安倍元総理の国葬もあり「格差社会」という言葉が浮かぶ。CDまで…

石川県立図書館

石川県立図書館 新しい石川県立図書館がオープンしたらしい。らしいというからにはまだ行ってはいない。見た目のインパクトが凄いので蔵書数を調べてみた。旧石川県立図書館が約77万冊。今回完成した新館は収蔵能力は200万冊らしい。増やしていくには時間も…

高瀬隼子 犬のかたちをしているもの 感想

今回の芥川賞候補作がまだ手に取れていないので、実質のデビュー作を図書館で借りて読んでみた。作品を読む前に彼女のことを調べてみたら高橋源一郎氏との対談とかが出てきて読んでしまった。人の感想を参考に読んでみることは多くあるが、審査員レベルの感…

年森瑛 N/A 感想

何か時代が正義の名のもとにだんだんと窮屈になってきている感覚がある。その代表的なものがSDGs。政治レベルではなく個人レベルで認知・浸透させたことは画期的で賞賛に値すると思う。1地域や1国がやっているよりも大きなうねりとなって効果は出やすいは…

ドライブ・マイ・カー ステップ 映画と小説の感想

「ドライブ・マイ・カー」を映画館で観てきた。前日に日本アカデミー賞をテレビでやっていたので客も多くなるかと思っていたけど、9時開始だったからかたぶん10組くらいだったと思う。年齢層も高く50歳以上に見える男性1人が最も多く、あとは年配夫婦…

すべてがFになる 森博嗣 辰巳四郎

最近あまりやらなくなってしまった「ジャケ買い」 この言葉自体がなんだか古臭いが他に表現が思い浮かばない。学生時代や社会人になりたてで時間を持て余していた頃にCDや漫画、小説などを予備知識なく店頭のPOPや装丁だけで買って帰り、アタリハズレを…

半分、青い。感想② 漫画最強論

漫画家編の展開が早い!デビューまではじっくり進んでたのに。 世紀末が近づいているけれど、最終的に鈴愛が何才まで描かれるのだろうか。現在までなら48才?それとも現実を追い抜く?まだ前半の段階で漫画家編も佳境に入っているっぽいので、その後はどう…

小説

普段、情報収集が必要なとき新鮮さや緊急性を重視する場合はTwitterを頼ることが多い。インターネットが普及してから、更新のない情報媒体を見る機会が激減した。百科事典や辞書、図鑑だけでなく雑誌や新聞でさえネットの情報スピードに比べればあっという間…