Quinoss.com

物語の感想やニュースの意見等々を更新しています

どうする家康 第45回 感想 したたか秀頼

次週は早くも真田丸戦。関ヶ原からの駆け足感。それでも秀頼と秀忠を比較し、次世代を見据えた戦いであることを掘り下げていた。

 

秀頼と秀忠の能力的なことは別にしても、残された文献から性格を読み取ることはなかなか難しいだろう。実際頼りない秀頼だったり、勇猛な秀忠だったりする設定のドラマや小説はある。しかし今回秀忠が凡人設定で気弱なことに意味を見出しているところはとても面白い。家康もかつては弱腰の主人公だった。天下を治めるには力ではなく民意を尊重した道徳政治こそが王道。武力の統治は己の1代で終わらせる家康の決意が大坂の陣といえる。

 

戦国末期に生まれ片や関白、片や将軍の2代目という運命。手を取り合える術はあったかもしれない。しかし三成と家康が決着をつけたように、中途半端な火種を残せばいつか反旗の狼煙が上がりかねない。いまだ家康以外成しえていない300年の統治には豊臣家の排除は不可欠だったのだろう。

 

そういえば今年の秋開始のドラマは録るだけ録って観ていないものが多い。「コタツがない家」は先週ようやく1話を観てみたら秀頼役の人が息子役だった。凄い掛け持ち。最後まで見るか分からないけど一方は若くして亡くなってしまうので、せめてもう一方はハッピーエンドになってほしい。いきなりなんだかよく分からないハードな人生を選んでるけどw