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物語の感想やニュースの意見等々を更新しています

大河ドラマ

どうする家康 第18回 感想 はだかる忠真 あざむく広次

やってくれたな古沢良太。なんという伏線回収。名前覚えられないのは単なるウケ狙いだと思ってたよ( ノД`) オープニングの雰囲気が変わり、バリバリターニングポイント感を出して始まった今回。「真・三方ヶ原合戦」と銘打った神回は最悪の状況から始まった。…

どうする家康 第17回 感想 けっせん浜松

波乱万丈な家康の人生において最大級に死を覚悟したであろう三方ヶ原の戦い。打って出た理由も、その後撤退した浜松城で城門を開けたいわゆる空城計も今となっては真意は分からない。次回の真・三方ヶ原合戦で描かれる経緯と理由はシナリオの腕の見せ所と言…

どうする家康 第16回 感想 ぶとうは勝頼

たしかに武田が何故強いのかを表現したものはこれまであまりなかったかもしれない。信玄が言うように石高も少なく海もない甲斐で、現代でも戦国最強と謳われる所以は赤備えの騎馬隊のイメージが大きい。しかし冒頭の調略力の高さや金山による財力、そして信…

どうする家康 第15回 感想 かみつく姉川

金ヶ崎撤退戦は残念ながら省略。麒麟がくる同様に小奇麗な秀吉と家康がいると思ったら、秀吉が自らを汚しはじめ信長に猛アピール。蹴とばす信長w そして白兎の耳にかみつく信長。あやうく姉川戦では家康が裏切る寸前。ここまで面倒くさく好かれない岡田信長…

どうする家康 第14回 感想 かにくう敦賀

ようやく大きく描かれた「金ヶ崎の戦い」 阿月の働きがなければ家康の運命も大幅に変わっていただろうし、なにより今の日本の姿は全く違うものになっていたはず。間違いなく政治の中心は東京ではなかっただろう。しかし小豆袋の代わりに阿月が走るのかと思っ…

どうする家康 第13回 感想 のさばる光秀 だかれる茶々 ほおばる阿月 ほおばる義昭

コンフェイトのつなげ方が見事。金ヶ崎の袋の鼠はおそらく後世の創作なのでやってもやらなくてもと思っていたら、まさかの阿月(あづき)。そして茶々を抱く家康の画は強烈だった。最後がこの二人の戦いになると思うと、何かほんの少しのことで日本の様相は全…

どうする家康 第12回 感想 しぶとい氏真

今川氏真。戦国の物語ではいつも小物扱いされる人物。確かに今川家は彼によって大名からは陥落し、徳川家とは主従が入れ替わることになる。敗れた当主は殺されるか島流しがほとんどの時代にプライドを捨て非常に珍しい人生のルートを辿る。 前回と同様に回想…

どうする家康 第11回 感想 うごかぬ田鶴とうごいた信玄

正直なところ構成のバランスの悪さが気になる。面白かったけど。 回想含め田鶴パートの長さを考えると最後の戦闘シーンが呆気なかった。そして件の乗馬シーン再来。実働時間は短くても田鶴の最期はもう少し派手でも良かったかと。 家康最大の天敵信玄が遂に…

どうする家康 第10回 感想 きびんな側室

側室のクローズアップは良かったと思う。視聴者に時代背景の違いを認識させつつ、現代のジェンダー問題にも切り込む。面白おかしく描いてはいたがかなり挑戦的なシナリオだったと思う。ガチガチの年配の大河ファンは振り落とされそうな回だった。 長丁場の大…

どうする家康 第9回 感想 さよなら正信

家康と正信との関係性の描き方は、徳川家の物語として重要に思う。かなりキツめに裏切っておきながら帰参が許され、徳川の中枢となる本多正信とは何者なのか。特に今回の物語では他の家臣からも全く信用されていない彼の何を家康は見込んだのか。 正信の幼き…

どうする家康 第8回 感想 てごわい一揆

解決の糸口もなく消耗していくだけの無益な戦いが続く。戦いの厳しさは伝わってくるものはあるので、のちの家康の強さとは人質時代と一揆との戦いの経験によるものかもしれないと感じる。頼みの軍師も向こうにいては勝ち目はない。どんなシナリオで解決に導…

どうする家康 第7回 感想 かりすま住職

一向一揆編に突入も軽さが消えない今回の大河。名前の決め方も大将自らの潜入調査も単なる思いつき感が凄い。まだ門徒に説法を行う住職の方が言葉に重みがある。この時代にしてはゆるい主人公に未だに慣れない。 感想もあまり思いつかず遅れがち。リアルタイ…

どうする家康 第6回 感想 かくごの瀬名

救出後の瀬名がのちの運命を知っているかのような演出は賛否ありそうだけど、彼女の最期をどう描くのかが今のところ個人的には最も気になるところ。 これまで散々文句を言ってきたが、今回の救出までに使用されたCGは良かったように思う。遠目から見る鵜殿の…

どうする家康 第5回 感想 ふえてな半蔵とちゃらい正信

忍術が苦手な服部半蔵。たしかに忍者だったのは初代だけみたいだしあり得るということか。むしろ現実的? そしてなんか軽めな本多正信が登場。みんなに嫌われすぎだろw 主要な登場人物の性格がどれも極端。突き抜けた人物とはかくありと言わんばかりのキャ…

どうする家康 第4回 感想 でかいぞ清州

伏魔殿清須城w この時の織田家の経済力では維持費だけで年貢が底をつきそう・・・。大河ドラマでは正確な時代考証こそが正義だとは思わない。しかしここまでぶっ飛んでくるともはやフィクションとして観るしかない。以前にも書いたが日本人が同じ歴史のドラ…

どうする家康 第3回 感想 うらぎる元康

ちょいちょい演出の意味が分からない話題作り的な演出が引っかかる。 忠勝討死は何だったのか。NHKなら小手先のシナリオは不要。無駄なところに時間を割かないでほしい。せっかく山田裕貴の殺陣良かったのに。 ともあれ家康の取り巻く環境がはっきりしてきた…

どうする家康 第2回 感想 はやくも覚醒

なんかますます少年漫画の様相を呈してきた。ため口の生意気な若き四天王2人によって若干覚醒。初回に対人戦での戦闘能力の高さは見られたが、精神面は後の天下人とは思えぬ脆弱さで視聴者をひかせていた。さすがに今回も弱い殿のままではヤバいと思ってい…

どうする家康 第1回 感想 どうなる殿潤

変革は大切である。物事が発展するときにはじめは違和感を覚える。チャレンジする者には必ず批判する者たちが現れる。 思えば傑作だった「真田丸」「おんな城主 直虎」以来2作ぶりの戦国大河「麒麟がくる」も開始は挑戦的だった。ドローンで始まるたどたど…

麒麟がくる 最終回 感想

待ちに待った戦国大河。制作陣は数々の試練を乗り越えて最終回を迎えた。途中で我が感想ブログは離脱してしまったけれど光秀の信念が伝わったドラマだった。今の世に欠けているものを教えられたようだった。 最終回「本能寺の変」 締めくくりを除けば非常に…

麒麟がくる 最終話の前に少し 感想

前半の勢いが噓のように感想のブログが途絶えてしまった。結末を知っているという大河ドラマの弊害か、一向に本能寺への兆しが見えない二人の関係に少し冷めてしまった。その関係性なら、はたまたその人脈なら、そしてその冷静さなら光秀自身が平和に治まっ…

麒麟がくる 第二十七~三十一回 感想

まとめて回というよりも「金ヶ崎の戦い」について 各主要武将の今後に大きく影響する戦い。長良川の戦い以来の大規模戦闘シーンを交えた久しぶりの熱い回を期待したのだが・・・。序盤に比べて戦闘シーンが少ない、派手さがないところはコロナの影響なのか仕…

麒麟がくる 第二十三~二十六回 感想

ついに半沢の最終回の日は録画してある麒麟を観ずに寝てしまった。 10月開始の新ドラマ等が始まるとますます埋もれてしまいそう。面白くないわけではない。ただ次回が特に待ち遠しくない。光秀の立場や感情の変遷をじっくり見せられるのは悪くはない。それ…

麒麟がくる 第二十二回 感想 四年後の再開

なんだろうか。この予想以上に高揚しない感じ。3ヶ月弱待ち焦がれていたはずなのにどこかのめり込めない。細川藤孝とのちのガラシャとの出会いも一瞬おっと思ったけれど、この2人が夫婦になるわけではなく義理の父と娘だし・・・むしろ少し気味が悪い。 朝…

麒麟がくるまでお待ちください 秀吉

学生時代にすべてVHSに録画したのに10年後に見ようとしたらビデオデッキが壊れて見れなくなった。いまだにデッキの中で「秀吉①」とラッピングしたビデオテープが眠っている。 時代考証がどうだとか過度な先入観なく見れていたということもあるかもしれ…

麒麟がくる 第二十一回 感想 決戦!桶狭間

何故か過去の大河の桶狭間をあまり思い出せない。一夜城や姉川戦などは結構覚えていたりするのにこの大一番は記憶が淡い。豪雨や夜のイメージで天候が信長の味方をしたというザックリとした印象はあるが実際は日中だったらしい。 家康は今川を裏切ったわけで…

麒麟がくる 第十八・十九・二十回 感想 義景が蹴る

桶狭間へのお膳立てとして第二十話はとても良かった。 直接関わりのない光秀がこの大一番にどう挑むのかと思ったら、まさかの竹千代調略を帰蝶へ打診。それを光秀の策略だと見抜いた信長。家臣として完全にロックオンされたようだ。それにしても主人公光秀、…

麒麟がくる 第十五・十六・十七回 感想 道三がいく

正直なところ各回その日中には観ている。ただ是が非でもリアルタイムに観なければいけないという高揚感というかソワソワした感じはない。戦国大河では珍しくある意味のめりこまず冷静に観れている。直近の直虎や真田丸のときは、お家存続のために必死な主人…

麒麟がくる 第十三・十四回 感想 帰蝶暗躍

父と旦那を良好な関係にするために奔走する帰蝶。 麒麟がくるでここまで彼女が活躍するシナリオだとは思っていなかった。川口春奈も回が進むにつれて悪女らしくなってきた。でも沢尻エリカがやっていたらたぶんはまり役になっただろうと思う。 聖徳寺の会見…

麒麟がくる 第十一・十二回 感想 信秀がいく

44回の予定のうち早くも12回が終わった。信秀が亡くなり信長の時代が始まる。物語の4分の1を英傑前史に使うとは予想外だった。美濃である意味安定した生活を送っていた光秀もいよいよ激動の時代に入る。コロナ蔓延の影響で撮影がストップしているらし…

麒麟がくる 第十回 感想 竹千代がいう

今川から織田へ竹千代と信広の人質の交換の打診があり、織田の動向を探るよう道三から調査ミッションを与えられた光秀。帰蝶の様子伺いの体で潜入するも、たまたま帰参した信長に気に入られてしまい更には信長を待っていた竹千代とも再び会うことになる。早…