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どうする家康 第23回 感想 こわれる信康

少しずつ緊迫感が増す中で場違いな空気感の於愛の方登場。ヒロインチェンジのお膳立ては完了。しかし瀬名は何をしようとしているのか、何をずっと思っていたのかは謎のまま。件の事件を前に瀬名を中心としたシナリオが進んでいく。信長の策略というよりも本当に謀反を企てるのかも全く分からない。梅雪は唐医師となって登場し、次回予告では築山に全員集合状態? いったい何が始まる?

 

それにしてもここ何話かの主人公家康には一切の主体性が見えない。息子信康の指摘どおり信長の配下になって従うのみ。気弱といえど正義漢として描かれるはずの家康のキャラクターは今や瀬名が担っているように映る。さすがにこのままではマズい気はするのだが、瀬名覚醒の代償のあと主人公覚醒となるのだろうか。神回の真・三方ヶ原合戦からほぼカリスマ性を失っている彼に今のところ変革の兆しはない。

 

第10弾出演者発表にその2があったw 真田父子に北条父子、丹羽長秀等。しっくりくるようなこないような配役。そのうち馴染みそうだけど。もう残されているのはラスボスの成長後の茶々含む浅井三姉妹や伊達政宗、そして直江兼続くらいか。そう小早川秀秋がまだだ。三連投の偉業がかかる浅利陽介氏に期待w 利家や刑部はしっかりとした配役があるかは微妙だろうな。

 

このままいくと前半最後は築山事件で後半の始めが本能寺。1983年の大河と比べてみると子役時代があったにもかかわらず前作の方が既に1ヶ月くらいペースが速い。配役から考えるとVS秀吉には時間をかけ、関ヶ原~大坂の陣までは結構端折りそうな気がする。

 

全く関係ないけどBSで観てると続きでやっていた「かぶき者 慶次」の再放送がこの日最終回だった。2015年のときにも観てたけど懐かしくて今回も時々観ていた。石田三成の子供を前田慶次が内密にかくまっていたが、バレて大事になりそうになり最終回は家康に慶次が直談判に行くというもの。光秀や光成などの敗軍の大将の子孫が生きているというのはよく聞く話だが、三成については知人の知人×4くらいのつながりで話題に出てきたことがある。本当かどうかは分からないが血がつながっているということは素晴らしく思う。たかだか400年くらい前に生きていた人たちの話なのだから可能性は低くはないだろう。