なんかしばらく時事的なことも作品的なことも書けていない。
ウクライナ情勢のことや一向に治まらないコロナのこと、１１年経っての震度６強。なんか非日常が日常といった感じだ。生活も遊びも他人と距離をとる、隔たりを作ることが当たり前になった。コロナについてはまさかの丸２年を過ぎても変異を繰り返しずっと存在感を出し続けている。全世界で。誰か予想できた人いる？
テレビの衛星中継やインターネットなど、人類の世界的な情報共有がリアルタイムになった世の中で、力による支配を実行しようとする国がある。そして誰もどの国も止められないという現実が今起きている。この２１世紀に。アノニマスでもメンサでもなんでもいいから止められないの？小物な私が悪態をつくなら天才集団も名ばかりだなと言いたくなる。誰かソレスタルビーイングを呼んでください。
なんか物語の面白さって平穏さからの現実逃避なのかなと思う。ここ１～２年もそれなりのドラマや映画を見てきたし、そこそこ面白かったものもあったはずなのにどの作品と言われてもすぐに思い出せない。記憶の情景がコロナがらみに思い浮かぶことばかりで、どこか平穏ではない日常のトンネルの中にあり、いつも物語に完全には没頭出来ていない感覚のため、個々の作品にはっきりとした輪郭を持てないでいる。
最も具体的なことで言えば、ドラマの中の日常風景でマスクをしていないことが逆に非日常感を覚え出してきていること。少なくとも今後２０２０年以降が登場する話には新型コロナを避けることは出来ないだろう。コロナがなかったパラレルワールドの話にはリアリティを感じなくなる。あと５～６年したらコロナがなかった日常を知らない世代が出てくるかもしれない。
もうコロナとの共存は避けられないのなら、コロナありきの平穏な日常が少しでも早く訪れることを願う。
