２話目にしてこのドラマの遠慮ないのが分かった。
ドラマ１０枠の視聴者はファミリー層メインとは思わないが、ミドルエイジの夫婦で見ているパターンは多いのではないかと思う。そんな中での題材がセックスレス。気まずっ。またまた毎熊氏も暴走気味だし、主人公はそれで許しちゃってるし、娘がいないときで本当によかったｗ 成人式シーズンになると毎年減っていく新成人の数のニュースに不安を覚える。景気やコロナなどの要因だけでなく性のあり方からアプローチする少子化対策も必要なんだろうと思う。なかなか話題にしにくいことも切り込んでいかなくては解決はしない。
タイトルからホスト側の心理が描かれるものだと思っていたら、メインは二折デスクの妻だった。懐かしい朱鬼・片岡礼子氏。ほぼ今回の主役。なぜ出張ホストを利用したのかが最後に漫画として明かされる。圧倒的に対象となる風俗が多い男性側の話だった場合は説得力のない話になっただろう。世間的には風俗のハードルは男性の方が低い。風俗の話をする女性タレントをテレビで見たことはないし、実際需要も少ないというのもあると思う。それでも男性よりも相談しにくい空気があるというのは、女性の生活の上でも少子問題的にも良いことではない。むしろこの改善が重要ではないだろうか。
男女互いに性欲が存在することは認識している。でもそれを表に出すときズレがあらわれる。女性が性的な話をすることがはしたないという空気は、性差別や性犯罪を抑止するための女性からの声や議論を妨げてきた。先進国とはなんとなく性欲の優先順位が下がった状態と感じるのは偏見だろうか。便利すぎる国に少子化が訪れる。日本がまさにその状態だろう。セックスするより楽で楽しいことがたくさんある。そうなるとセックスを選んでもらわなくては子供が少なくなってしまう。
話が完全にズレてしまった。悩みの解決もストレスの解消もインターネットの登場で自己解決率が上がった。確かめたい愛情や深めたい友情に「裸のつきあい」の必要性は薄れていく。コスパが悪い。日本は今、性教育の転換点に来ている。いや少し過ぎてしまった感がある。本当に取り返しがつかなくなる前に男女区別のない性の授業が求められる。
