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麒麟がくる 第十八・十九・二十回 感想 義景が蹴る

桶狭間へのお膳立てとして第二十話はとても良かった。

 

直接関わりのない光秀がこの大一番にどう挑むのかと思ったら、まさかの竹千代調略を帰蝶へ打診。それを光秀の策略だと見抜いた信長。家臣として完全にロックオンされたようだ。それにしても主人公光秀、大事のときにはいつもそこにいる。三好長慶襲撃のときや信長の村木砦の戦い、道三の一騎打ち、そして予告ではどうも桶狭間に向かったっぽい。美濃でも越前でもその土地の話が中心になるかと思ったらちっともじっとしていない。ダイジェストを見せられてはいるのだろうけど。情報収集能力というか大事を見抜く抽出能力が凄い。

 

しかし越前ではその能力も活かせず浪人生活に甘んじている。明日の米も尽きかけてようやく朝倉への仕官に重い腰を上げる。しかし領主義景は公家との蹴鞠に忙しいという。未来では敵になる朝倉義景はこのまま光秀の能力を見抜けないバカ殿という描かれ方で終わるのだろうか。

 

変わって遂に登場した完全体竹千代。こちらは幼いころからキレ者設定は変わらないが、少し風間俊介の演技のせいか人間味が出た印象。菊丸の隠密伝令の大仕事にどうこたえるのか楽しみなところ。

 

遂に次週は「決戦!桶狭間」 ほぼ半分経過しての桶狭間は意外だった。戦国の中でも屈指の戦いだけど、あくまで主人公光秀は外野なのでここまで引っ張るシナリオだとは思わなかった。前半でじっくりと信長の信任を得るまでを描きたかったのだろう。これから本能寺までの光秀の心の移り変わりがどう描かれるのかが最大の見どころなのだが、「麒麟がくる」は二十ニ回以降は新型コロナによる撮影中断の影響でしばらくお休みらしい。待つのは構わないので短縮にだけはならないようにしてほしい。

 

と言いながら自分はしばらく短縮感想ばかり。二十一話は単独でアップ予定・・・。