第２章が始まり、これは５年後２０２４年の未来のお話という解釈でよいのだろうか。時間の流れによる変化を表現したいだけだろうから、あまり時代考察的なツッコミは無粋だろう。だだ震災の被害者の未来の感情を予想し描くことは軽々しくは出来ない。「年月が経とうと悲しみは変わらない」と簡単にまとめられても納得は出来ないだろう。１クールの短いドラマで章を変え５年を経過させた意味をどう活かすのかに注目したい。
今回の事件はドラマでよくあるトリックだったが、リアルな事件でも証拠隠滅の手段としてよくあることなのだろうか。外気温の影響もあると思われるが確実性が低い気がするし、素人がよくあるトリックとして認識していることを警察が見落としているというのも違和感がある。私が冷たい人間なのかもしれないが、亡くなった親の罪を隠すために冷静なトリックを施し、自分が罪を被ろうとするケースとなるとさらにレアだろう。親の面子のためとはいえ動機としても少し弱いように感じた。
第６話は事件パートが終わるまでが遅かったので父娘パートが今回初めてないのかと思われたが急展開の知らせが来た。７話以降の主要キャストの演技が非常に楽しみである。他人事で不謹慎な感情と思われるかもしれないが、それでも少しでも実際の被害者の方々が救われるような、共感が得られるような脚本や演技を期待したい。
今週の桑原くんもまたまたやりすぎだ。こんな旦那を見せられたら世の旦那たちは肩身が狭い。「なつぞら」のイッキュウさんといいあまり嫁とは観たくないドラマが多く、だらだらとドラマを観ることが最大の息抜きなのに妙な気を使う。いつ草むしりするの？という声がまた飛んできそうで観づらい。
