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監察医 朝顔 S2 感想① つぐみ無双

新型コロナの影響で延期になっていたとはいえ前シーズンからほぼ1年での復活。こんな早い続編って過去のドラマであっただろうか。しかも2クール。フジテレビの力の入れようが半端ない。見る側も相当期待してしまう。

 

メンツもほぼ変わらず1年ぶりなので新鮮味は皆無。安定の第1話。安心して観ることが出来た。最後の不穏な終わりまでは。次回予告で煽ってくるのはまだ逃げ場があるが、本編内のセリフでまさかの家族崩壊予告? このドラマは安定した気持ちでじっくり観たいのであまり不安な演出は避けて頂きたいw

 

それにしても今回もキッチリ朝顔スタイルで良かった。前半でじっくり法医パート、後半に故郷パート。しかも前シーズンのおさらいもあり、新しい視聴者にも思い出したかった視聴者にもどちらにも優しい構成だった。なんせ2クールもあるので新要素も小出し?片桐はいりは新レギュラー?新キャラ等に戸惑うことは全くなかった。

 

まずは法医パート。いろんな偶然が重なった悲劇。イベント運営の不備はあったがどれかの要素が1つでもなければ避けられた事故。SNSでの情報の広がりとの競争。群衆雪崩のきっかけは故意でなくても責任あり? 誰しもが巻き込まれる危険性があり、しかもこの時代特有のツールにより濡れ衣まで着せられる。昨今の監視カメラやドライブレコーダーが今や普通になった世の中は必然だったのかもしれない。虚言や誤報で人生を狂わされる可能性が高くなってしまった世界では、プライバシーを犠牲にしても己を守る防衛策としてなくてはならない存在になった。

 

誤った情報を拡散させてしまった被害者の事の顛末はあえて描かれていない。しかし今の時代を想像すれば凄まじい反動のバッシングが浴びせられていると考えられる。そこは描かなくて正解だと思う。これを逆転の勧善懲悪の話にしては危険だ。

 

故郷パートは珍しく父の代わりに娘が帰る。半沢とは打って変わって優しいじいちゃんの柄本明に癒される。孫を迎えた元気な祖父が登場しただけで特に動きはなし。母を探すも特に成果はなし。しかしこの平和が長く続かないという予告で終わる。

 

それにしても風間俊介の気持ち悪い小パパも健在だった。あの娘に対してのくねくねした感じはなんなんだ。まあそれがいいんだけど。今週末は麒麟が金ヶ崎の戦いですが大丈夫でしょうか。今シーズンも家康同様になんとか生きのびて頂きたいところです。

 

つぐみちゃんはただただかわいいです。