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半径5メートル 第5話 黒いサンタクロース(前編) 感想

今までよりも大掛かりっぽい。前後編を真ん中に持ってきたわけは?

 

今の朝ドラもそうだけど主要キャスト(朝ドラは主人公こちらは宝子)の行動の動機がなかなか明かされず小出しにされている。ヤキモキさせるけれど使いようによっては話の盛り上がりを加速させる効果はある。どちらのドラマも今週大部分が明かされそうな気配。ただその内容によっては今後の盛り下がり要因にもなりかねないので重要な週である。

 

フーミンの調査と宝子の過去が偶然クロスする。5話目という早さが若干不自然さを感じるけれど、何かが足りないと感じていたこのドラマに5、6話で補うことが出来るかが個人的な注目点。今のところ、特に魅力的なキャスト陣を活かしきれていない印象が否めない。大半を会社の雑談だけで彼らの連携を終わらせるのはもったいない。まだ単発のない山田真歩に期待している。

 

今回の話。今の時代は昔以上に出た記事や噂が「ほとぼり冷めるまで」とはいかなくなった。個人レベルの拡散数や情報量が多く、そして消えない。それがたとえ事実とは違っていたとしても。週刊誌の記者も今は大変だと思う。人口総記者時代というか誰でも世界に発信できるのだから、それを出し抜く記事を出すには余程の情報網がなければ仕事にならないと思う。そしてスピード。ネット社会で週刊誌が生きているところが凄いけれど、その分勇み足は避けられない。

 

5話ではそれぞれの謎は何も明かされなかった。沢渡と反社の関係は。宝子と巻上に何があったのか。そして黒いサンタクロースの真実は。第6話、半径5メートルの真価が問われる。