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トクサツガガガ 感想⑤ 特オタは死なない

最終話を観てコミックも3巻までお試し出来たので読んでみた。

 

特オタを主人公にしたという設定をどうやって活かすか。漫画版の方はまだ序盤のためか1話完結のあるあるネタ集といった感じだった。それを後発のドラマは上手くまとめていたと思う。主人公や吉田さんのキャラは少し異なるように感じたが、木南晴夏の北代さんは見た目も含めて凄く似ていた。中途半端に見てしまっている20世紀少年をまとめて観たくなった。

 

最終話の正直な感想を言えば6話の盛り上がりが良すぎてハードルを上げ過ぎてしまった。お母ちゃんとの決戦やダミアン・吉田さんのことなどいずれもキレイにまとめられちゃったなという感じだった。もう少し切り込んでほしかった。7話完結では難しかったかと思うけれど。エマージェイソンのビデオは良かった。何故危なそうな場所に子供たちが集まっているのかは分からなかったが、エマージェイソンが大人たちからは危険視されはじめ自ら消えようとしているのを子供たちが必死で説得しているのは泣けた。ギャバンやシャリバンの最終回とか全く覚えていないけれど。

 

トクサツガガガ・ドラマ版の総評としては小芝風花をはじめとする役者陣のオーバーアクション気味な演技がピッタリハマっていたこと。言わずもがなは架空戦隊のみならず、エマージェイソン・ラブキュート等のクオリティの高さ。惜しげもない数々のあるあるネタの投入。そしてゴールデンボンバーの特撮主題歌っぽいテーマ曲など手の込み具合は脱帽ものだったと思う。NHK恐るべしといった感想だ。

 

現行の戦隊を観てみたが丁度スーパー戦隊最強バトルなるものを放映していて、久しぶりにバルシャークとデンジレッドの戦闘シーンに胸熱になった。おっさんになってもカッコいいものはカッコいい。まさか40過ぎても特撮観て感動するとか子供の頃には思ってもみなかったが、こうなると60になっても爺さんになってもスキナモノハスキとか言ってそうで怖い。次のリュウソウジャーはなかなか良いデザインだな。