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ぎふ信長まつり 戦国×地域おこし

先日アップした戦国武将×地域おこしに関連して、考え得る最大規模のイベントが隣県で行われたのでチェックしてみた。抽選の応募もしていないし行ってもいないけれど。

 

ニュースで見る限りは大賑わいで大成功のように感じた。大小どうしても不満は出るだろうし100点満点を求めるのは自治体には酷だろう。キムタクを呼べた成果を考えれば少々のマイナスも目をつぶるしかないw。

キムタク見参!「ぎふ信長まつり」に市の人口超える46万人 なし崩し的に規制緩み当選者から不満も(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 

個人的には馴染みのある岐阜県だが、全国的にはとなりの愛知県というか名古屋により影が薄い印象がある。面積が広いので密度は少ないが人口もそこそこいる。人口の多い地域が愛知県と峠なしで接しているため、文化や方言に外部の感覚では違いがない。基本赤だしでケッタマシーンに乗る。

 

地味というか目立つ場所がない。街中を走ると都会的な地域もあるが集客出来るネタが皆無。食文化はほとんど愛知県と同じ。キムタクも食べたらしいベトコンラーメンくらいか。そういえば私はまだ食べたことがない。観光地として挙がるのは飛騨高山方面が多く遠いイメージが拭えない。東海環状線や中部縦貫道がつながっても感覚的にはまだハードルが高い。今では多少映画やアニメなどの聖地巡礼的な流入はあるようだが、継続的な大きな材料にはなりえていない。

 

それこそ戦国で町おこし出来そうな感じだけど、岐阜城も関ヶ原も自治体のアピールは少ない。SNSやYouTube、戦国武将のコスプレーヤーなど個人や民間の方が盛んな気がする。税収的にも長い目で見れば町おこしは重要。大河ドラマなどの目先のことは予算が付いて必死になるが普段のPRはあまり聞かない。最近関ヶ原古戦場記念館が出来た。たまたま知っただけで宣伝を見たわけでも番組を見たわけでもない。「どうする家康」の企画番組で松潤が行ってたけどNHKだからかあまり良さは伝わってこなかった。

 

今回のキムタクレベルは難しいにしてもコンスタントにある程度話題性のある人を呼べないものだろうか。でも今回のを見ていると県庁所在地レベルか、もともと人口の多い市じゃないとそもそも収容能力がないことに気づかせられる。関ヶ原にキムタクが来たらパンクしてしまうだろう。だからこそそこそこ話題の人に継続的に来てもらうことで、徐々に箱も大きくしていく過程が必要だろう。今年の大河は戦国ではないので松平健では少しずれていた。

 

ある程度の箱をつくり、その地域に見合ったタイムリーな話題性のある人をコンスタントに呼ぶ。これを軸にマニアックなイベントやゆるキャラなどでいろんな層に来てもらうというのが戦国×地域活性のスタンダードだろうか。