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麒麟がくる 第四回 感想

今回は尾張潜入ミッション。

 

「本能寺」というワードが出てきたり、のちの徳川家康が登場したりがちょっと早すぎな気がする。当初の構想を信じるなら結果ありきの光秀ではなく、先入観をなるべく排除したシナリオであってほしいわけだし。本能寺の変が必然なのか偶然なのかはまだまだ先の話で、信長と直接交わる前に伏線があるというのはフィクション感を強くする。まあ視聴者サービス的な部分はあるのだろう。ただ私の勉強不足で史実としても鉄砲の普及に本能寺がかなり影響していたというのは間違いないらしい。信長を生き急がせた場所が最期の場所であったということになるのは感慨深い。

 

最初の接触からどこか違和感のある岡村もとい菊丸。遂に能力の片鱗を見せたのか明らかに光秀を助けたのはタイミング的に菊丸指示の者たち。これで菊丸が歴史に大きく影響する人物であることは確定。ただ名を残した歴史上の人物であるかは分からない。初代半蔵説が沸いていて、たしかに普段は三河にいてちょこちょこ美濃に顔を出しに来る状況は臭い。半蔵の力で光秀が生き残るかたちでの天海説に少し期待してしまう。本能寺を正義の鉄槌の場所とし、さらにその後300年の平和の礎に関わっていたならそれは光秀に壮大なロマンを感じるシナリオだ。麒麟とはまさに光秀自身ということになる。

 

勿体ぶってなかなか出てこない信長や秀吉。今川義元が迫ってきたので登場も近づいてきた。何故か桶狭間がないとまだ戦国が本格的に始まった感じがないのはどうしてだろう。大逆転というインパクトが強烈だからだろうか。