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麒麟がくる 第三回 感想

日曜夜8時のチャンネル権は自分にはないので、大河ドラマは基本的にBSで6時から見ている。早丸、早虎ときて今年は何なのかと思っていたら一番搾りと言うらしい。8時台が本麒麟だからw

 

それにしても自分はもっと視聴率があるだろうと踏んでいた。近現代史の大河が続き戦国ファンの戦国欲が溜まってきているだろうと予測。そして直前の大河の離脱者が多かったことなどもあり今回はその反動が凄いだろうと。でもよくよく考えてみると時代も変わって8時台に見なくてはいけない理由が少なくなった。録画はもちろん、BSや見逃し配信など地上波の初回放送では比較出来ない要素がある。自分のような戦国大河大好きな人間としてはBSを見て録画もしているが、同じような世帯は一切視聴率に影響しない。めっちゃ観てるのに。

 

第三回は自主ミッション「田植え」から始まった。前回の衝撃的な終わりとは打って変わって平和でコミカル。岡村演じる菊丸の興奮に光秀がツッコミを入れる間際にオープニングが流れるという演出は大河っぽくなくてとても良かった。小技も入れてくるのはにくいところ。

 

前回の道三回から少し視点が変わり義龍にもスポットが当たった。道三のことが嫌いだとことあるごとに義龍に報告する光秀の立ち位置がいまいちよく分からないが、幼馴染としての信頼はあるのだろう。お互いに。これまで見てきたいくつもの戦国話で有能な義龍や龍興を見たことがない。というか印象が薄い。道三というカリスマの陰で私自身も見えていなかった斎藤家の嫡男としての物語とは。

 

そして土岐家の存亡ぶりは見事に史実通りに進んでいく。光秀だけではない敗者たちの史実に見えない怨念が戦国の最後に麒麟を呼ぶのだろうか。